柔道の東京五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権(4月4、5日)の組み合わせ抽選会が5日、福岡市内で開かれ、五輪代表が唯一決まっていない男子66キロ級で激しく競り合う丸山城志郎と阿部一二三は決勝まで対戦しない組み合わせとなった。
男女計14階級で各8選手が出場。昨年世界王者で第1シードの丸山は藤阪泰恒、一昨年まで2年連続世界一の阿部は田川兼三と1回戦で当たる。日本男子の井上康生監督は「2人はほぼ五分。直接対決になった場合は結果が全てになってくる」と明言した。両者が途中で敗れて対戦しなかった場合の代表選考は「総合的に判断する」と話すにとどめた。