福士加代子「大迫君、かっちょいい」5大会連続五輪へ「ラストチャンス」名古屋ウィメンズマラソン
「名古屋ウィメンズマラソン」(8日、ナゴヤドーム発着)
招待選手の記者会見が6日、名古屋市内で行われた。東京五輪の最後の1枠をかけたMGCファイナルへ向けて、9月のMGC5位の野上恵子(十八銀行)、同6位の一山麻緒(ワコール)、同7位の福士加代子(同)、同8位の安藤友香(同)、同9位の岩出玲亜(アンダーアーマー)が意気込みを語った。
37歳の福士は「ラストチャンスいう感じ」と、5大会連続五輪への思いを込めた。1月の大阪国際では20キロ付近でハイペースの先頭集団から脱落後に棄権。「大阪でハーフを走ったと思ってマラソンに移行した感じ。タイムを狙う」とラストチャンスへの準備を整えた。
1週間前の東京マラソンでは、大迫傑(ナイキ)が先頭集団から一時は遅れながらも終盤に追い上げ、五輪切符を手にした。「大迫君、すげー、かっこいいなと思った。最後のガッツポーズがかっちょよかった」と“福士流”の表現で感動を表した。五輪代表をかけた戦いを振り返り「苦しいことばかりだけど、ゴールした時に大迫君みたいなガッツポーズができればチャラかな」と笑顔で語った。
東京五輪の女子マラソン最後の1枠は、今大会で今年1月のMGCファイナルを兼ねた大阪国際女子マラソンで松田瑞生(ダイハツ)が出した2時間21分47秒を上回った最速選手が獲得する。MGCの成績で1位の前田穂南(天満屋)と2位の鈴木亜由子(日本郵政グループ)が内定している。