桃田賢斗、新型コロナ影響で大会中止の高校生へ「くさらずに」とエール
今年1月に交通事故に巻き込まれて負傷し、2月8日に右目眼窩底骨折の手術を受けたバドミントン男子の桃田賢斗(25)=NTT東日本=が6日、都内で会見を開いた。会見では新型コロナウイルスの影響で、本来なら3月に開催予定だった全国高校選抜が中止されたことを受け、高校年代の選手たちに向けたメッセージも求められた。
桃田は福島県の富岡高校に在学していた2011年に東日本大震災が発生。高校年代にも自身ではどうしようもない出来事に直面した。
自身を顧みて、「本当に同じ高校生の仲間と一緒に過ごせる期間というのはすごく限られていますし、自分も高校時代は気付けば終わってしまうという感覚だったので」と語った桃田。「1試合、1大会なくなるというのはすごくつらいし、目標を失いそうな選手もいると思うんですけど」と思いやった。
その上で、「そこでくさらずに、みんなバドミントンが好きだからそこまで頑張れて、全国選抜に出られるぐらいのレベルまで来れていると思うので、そういった気持ちをもう1回感じて、もう1回踏ん張って、インターハイではもっともっと、その期間、切磋琢磨して、お互いにレベルが上がって、もっとハイレベルな試合をインターハイでしてもらえればいいかなと思います」とエールをおくった。