桃田賢斗の会見、新型コロナ対策も入念 受付で体温測定、マイクも拭き取り
今年1月に交通事故に巻き込まれて負傷し、2月8日に右目眼窩底骨折の手術を受けたバドミントン男子シングルスの桃田賢斗(25)=NTT東日本=が6日、都内で練習復帰を受けての会見を開いた。桃田本人が、事故後に応援してくれた人に肉声で感謝をしたい、という強い気持ちがあったため行われたが、新型コロナウイルス対策も入念にとられた。
会見場の担当者によると報道関係者は86人が訪れたという。全員が受け付け時に、非接触タイプの体温計で体温がチェックされた。消毒液も各受付に用意され、使用がうながされた。
報道陣に用意されたいすは約50センチほど間隔があけられていた。桃田が座った前方の席と、撮影のため最前列に座った各社のカメラマンとは3メートル以上は離されていた。
質問者に手渡されるマイクも、その都度、シートで手に持つ部分が拭き取られていた。
会見を設定した理由について、桃田は「本当にたくさんの方から応援メッセージをいただいて、自分も文書では出していたんですけど、実際にこういうふうに自分の言葉で伝えることができていなかったので。ある程度、体の状態も心も落ち着いた一段階したところで皆さんの前に出て感謝の気持ちを伝えたいというのがあったので、この場を設けさせていただきました」と説明している。