デビス杯、日本まさか3連敗で敗退 異例づくし…内山「気持ちの面で難しかった」
「男子テニス・国別対抗戦・デビス杯」(7日、ブルボンビーンズドーム)
ダブルスが行われ、2連敗中の日本はマクラクラン勉(イカイ)、内山靖崇(北日本物産)組が0-2でストレート負けし、11月の本戦(マドリード)進出を逃した。2019年に右肘の手術を受け、半年ぶりの実戦復帰が期待された錦織圭(日清食品)は控えに回った。大会は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、無観客で開催された。
格下相手にまさかの3連敗で本戦出場を逃した。3戦目のダブルスは、世界ランク58位のマクラクランとシングルス90位の内山組が、ダブルス69位と257位のエクアドル組に敗北。岩渕聡監督は「相手の方が大切なポイントを取った。想像以上のプレーをされた」と苦い表情だった。
大会は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、無観客で開催。本来聞こえる声援はなく「普段は感じられない緊張感に追われたんじゃないか」と土橋登志久強化本部長。3戦で4度あったタイブレークを全て落とすなど、悪い流れが続いた。
複雑な状況も選手を襲った。19年右肘の手術を受け、約半年ぶりの実戦復帰が期待された錦織は控えで、スタンド観戦。西岡良仁も海外渡航への影響を考慮し急きょ出場を回避した。突如日本勢1番手となった内山は「気持ちの面で難しかった」と肩を落とした。
今後は個々の活動がメインになる。「学んだことを生かしてほしい」と土橋強化本部長。敗戦を五輪イヤーの教訓にしたい。