途中棄権の福士「心と体がレースペースに反応できなかった」今後は「冷静なプランを」
「名古屋ウィメンズマラソン」(8日、ナゴヤドーム発着)
東京五輪代表の女子1枠がかかるMGCファイナルを兼ねて行われ、一山麻緒(22)=ワコール=が条件タイムを破る2時間20分29秒で優勝し、東京五輪女子マラソン代表の3人目に入った。5大会連続の五輪出場を目指した福士加代子(37)は、30キロ過ぎで途中棄権した。
福士は主催者を通じ、永山忠幸監督と連名でコメントを発表した。コメント全文は以下。
「本日の名古屋ウィメンズマラソン2020は、15キロ近くでレースペースを上手くつかめず、20キロまでの間で何とか集団の中でリズムをつかもうとしたが思うように体が動かなかった。その時点で体が冷えてしまって、動きがかたくなり、心と体がレースペースに反応できなかった。
途中棄権は全く考えていなかったが、自分の思ったようなレース展開をつくれなかったため、自分自身で判断して30キロで棄権を選択した。今後に向けては、一度リセットした上で、冷静なプランを考えたいと思います。
雨の中、たくさんの応援、本当にありがとうございました。
最後になりますが、本大会開催に向けてご尽力されました関係する全ての皆さまに、心より厚くお礼申し上げます」