ワコール・永山監督「おとこ気がない」報奨金激減の可能性にもの申す
「名古屋ウィメンズマラソン」(8日、ナゴヤドーム発着)
ワコールの永山監督が、日本実業団連合にもの申した。同連合はマラソンに報奨金を設定しているが、1日の東京マラソンでは日本記録で優勝した大迫傑(ナイキ)が1億600万円を獲得した上、好記録が相次いで原資が約800万円になったと一部で報道された。
今回の一山には1000万円、監督・チームに500万円が贈られるはずだが、規定では原資の残りを選手2、監督・チーム1での配分となる。
永山監督は「おとこ気がない。強化費など来年度予算から回してでも選手に渡してあげるのが大人のやること」と怒り心頭。「2020年で五輪は終わりじゃない。24年も28年もある」と長期的な強化の必要性を説いた。
一方、同連合の理事も務める日本陸連の河野匡長距離マラソンディレクターは「協賛金を集めることもギリギリまで頑張る。できるだけ選手の頑張りには答えたいが、ない袖は振れない」と苦しい表情で説明した。