男子マラソン、号砲鳴らず10分スタート遅れる 想定外のアクシデントに川内笑い
「びわ湖毎日マラソン」(8日、皇子山陸上競技場発着)
男女マラソンの東京五輪日本代表の最終選考会が行われ、男子はびわ湖毎日で、1日の東京で大迫傑(28)=ナイキ=が樹立した2時間5分29秒の日本記録を更新する選手は出ず。大迫の代表入りが決定した。
作田直也(JR東日本)が2時間8分59秒で日本人トップの4位に入った。川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)は25位で、MGC4位で五輪代表補欠に決まった大塚祥平(九電工)は30位。エバンス・チェベト(ケニア)が2時間7分29秒で優勝した。
号砲が鳴らずスタートが10分遅れるトラブルが発生した。滋賀県陸上協会の坂専務理事は「ピストルと計測機器の接続不具合が原因」と説明。選手は降りしきる雨の中約3分間待たされたが、それでも復旧せず、一度競技場内に下げられた。想定外のアクシデントだったが、川内は「単純に面白かった」と笑い飛ばした。レースは2時間14分33秒の25位に終わり「スピード不足に尽きる」と反省が口を突いた。