福士加代子、棄権で進退 5大会連続五輪ならず…「一度リセット」
「名古屋ウィメンズマラソン」(8日、ナゴヤドーム発着)
男女マラソンの東京五輪日本代表の最終選考会が行われ、女子は名古屋ウィメンズで一山麻緒(22)=ワコール=が大会記録を塗り替える日本歴代4位の2時間20分29秒で優勝。1月の大阪国際で松田瑞生(ダイハツ)がマークした2時間21分47秒を切り、最後の3人目の代表に決まった。
5大会連続の五輪出場を目指した福士加代子(37)は17キロ付近で先頭グループから遅れ、30キロ過ぎで途中棄権。収容車でナゴヤドームに戻り、歩いてゴール地点を通過した。福士は「自分の身を思ってやめました」と言葉を残し、永山監督は「低体温症ではないか」と振り返った。レース前には、東京五輪を競技生活の集大成と位置づけていた。今後については永山監督との連名で「一度リセットした上で冷静なプランを考えたいと思います」と主催者を通じてコメントした。