一山麻緒「自分がしたい走りイメージ通りにできた」 先人たちに感謝も
「名古屋ウィメンズマラソン」(8日、ナゴヤドーム発着)
男女マラソンの東京五輪日本代表の最終選考会が行われ、女子は名古屋ウィメンズで一山麻緒(22)=ワコール=が大会記録を塗り替える日本歴代4位の2時間20分29秒で優勝。1月の大阪国際で松田瑞生(ダイハツ)がマークした2時間21分47秒を切り、最後の3人目の代表に決まった。以下、一山との一問一答。
◇ ◇
-レースを終えて。
「自分がしたいと思った走りが、スタートからゴールまでしっかりイメージ通りにできたと思う」
-雨のレースだが。
「気にならなくはないけど、去年の東京マラソンが似た環境だったので、それがいい経験になった。ネガティブには考えず、今までやってきたことは今日みたいな雨に負けるものじゃないと、やってきたことを信じて走った」
-マラソンで五輪代表を目指したのは。
「高橋尚子さんがメダルを取ったり、野口みずきさんや有森さんが活躍され、私もいつか走ってみたいと憧れた。高校の恩師の『マラソンで行けるぞ』みたいな後押しの一言がきっかけで、目指したいなと。(ワコール入社時に)マラソンで東京五輪に出たいと言ったのも覚えている」
-苦しい時期に支えになったことは。
「応援してくれる人や家族、何よりワコールのスタッフが細かいところまでサポートしてくれる。ありがとうございますと思っていても、言うだけだとすごく簡単で、やっぱり走りと結果で一番伝えられると思っていた。五輪を決めて、恩返しの気持ちも込めて走りたいと思っていた」
-福士の存在は。
「福士さんがいなかったら今の私はいないと思う。4大会連続で五輪に出られているすごい偉大な先輩と一緒に毎日過ごせて、とてもいい環境」