スピード新浜が圧勝!リンク記録「狙って突っ込んだ」 清水宏保以来の総合Vに王手

 「スピードスケート・W杯最終戦」(7日、ヘーレンフェイン)

 開幕し、男子500メートルは新浜立也(高崎健康福祉大職)が34秒31で制した。今季2勝目で、通算5勝。女子500メートルは小平奈緒(相沢病院)が37秒39で3位。女子1000メートルは高木美帆(日体大助手)が1分13秒99で3位、小平は7位だった。

 果敢な滑りでリンク記録に並ぶと大観衆から喝采を浴びた。「リンク記録を狙って突っ込んだ」と男子500メートルの新浜。思い描いたタイムで2位に0秒10差をつける圧勝を飾り、種目別総合もトップに浮上した。爽快な表情を浮かべ、歓声に何度も手を上げて応えた。

 「フライングかなと思った」ほど、ぴたりとスタートが決まった。「行くしかない」と大柄な体を機敏に動かして加速を続け100メートルを全体トップの9秒43で通過。課題の一つだった、内径の小さい内側を回る最終カーブは頂点でわずかに「バランスを崩してしまった」というが、大きくは乱れず勢いを保った。

 日本勢が活躍してきたこの種目の新エース。前週に世界選手権のスプリント部門を制した勢いは、シーズン最終戦でも止まらない。2000~01年シーズンの清水宏保以来となる男子日本勢19季ぶりの種目別総合優勝へ、「狙う価値はある」と照準を定め、8日(日本時間同日深夜)の2レース目に挑む。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス