ラグビー トップリーグの計3節を休止に 日野所属選手の違法薬物使用容疑逮捕で
日本ラグビー協会は9日に都内で会見を開き、日野所属の選手が違法薬物の使用容疑で逮捕されたことを受け、トップリーグ(TL)の第9節(14、15日)、第7節(21、22日)、第10節(28、29日)の計3節を休止することを発表した。
太田治チェアマンは「トップリーグ、日本ラグビーの存在を揺るがす大きな問題。非常事態と思っている。同一年度内に複数のチームから薬物の逮捕者が出たことを重く受け止めている」とうつむきながら語った。
新型コロナウイルス感染拡大のため、試合日程を2節分すでに延期していた。14日からのリーグ公式戦再開の可否に注目されていたが「薬物が大問題。コロナとは切り離して考えている」と選手の逮捕による休止の決断を強調した。「ラグビー選手=薬物というイメージを早く払拭したい」と休止の期間中もコンプライアンス教育を徹底していくとした。
チケットの払い戻し、勝ち点の扱いや順位については決まり次第発表される。