競技続行決断の青学・吉田祐也、内定辞退ブルボンに感謝「不躾な申し出にも関わらず」
今年1月の箱根駅伝4区で区間新記録をマークし、初マラソンとなった同2月の別府大分毎日マラソンで日本学生歴代2位の2時間8分30秒をマークした青学大の吉田祐也(4年)が9日、競技続行を発表した。GMOインターネットグループが、4月から所属に内定したことを発表した。
4年生にして悲願の初出場を果たした箱根駅伝の時点では、大学卒業後は競技から離れる意志を固め、大手食品メーカーのブルボンから内定も得ていた吉田だが、箱根と別府大分毎日マラソンでの快走もあり、周囲のアドバイスもあり、進路を再考していた。その上で、GMOで競技を続けることを決断した。
吉田はGMOを通じて「2020年度からGMOインターネットグループ(GMOアスリーツ)に所属し競技を続ける事にいたしました。日々支え、応援してくださる皆さん、尊敬できる先輩方や監督と共に、2024年パリオリンピック、2028年ロサンゼルスオリンピックのマラソン日本代表を目指します。社会人として『走ることを楽しむ』気持ちに加え『責任感』を持って、長い時間をかけ地道に愚直に取り組んでいきます。これまで同様、個人、チーム共に応援のほどよろしくお願いします」と、コメントした。
内定していたブルボンには辞退を申し入れ、受諾してもらった。自身のツイッターを更新し、「不躾な申し出にも関わらず、内定辞退を承諾してくださった株式会社ブルボン様。これから競技を共にしていくGMO様。どちらにも本当に感謝しています。これからも第一線で頑張ります!また暖かく見守っていただけたら嬉しいです」と、感謝を綴った。
同つぶやきには吉田の決断へのエールとともに、ブルボンへの称賛の声も多数リプライされている。