天心の幼なじみ、並木月海も出場権ゲット!入江とともに日本女子ボクシング初五輪
「ボクシング・東京五輪アジア・オセアニア予選」(9日、アンマン)
女子フライ級の並木月海(21)=自衛隊=が準々決勝でジュタマス・ジトポン(タイ)に5-0で判定勝ちし、五輪出場を決めた。同フェザー級の入江聖奈(19)=日体大も先に昨年の世界選手権優勝のネスティー・ペテシオ(フィリピン)を4-1の判定で破って五輪出場を決めた。2人は2012年ロンドン大会で採用された五輪のボクシング女子で日本勢初出場となる。
女子のエース格の並木は、18年世界選手権で銅メダル、19年は8強入りした実力者。幼稚園から空手を始め、同郷の“神童”那須川天心とは同じ空手の支部に所属した幼なじみ。小学3年からはキックボクシング、中学2年でボクシングを始め、高校時代は負けなしだった。
女子は開催国枠2を持つが、予選前に「(開催国枠ではなく)自力で出たい」と気合を入れていた。高校時代に、ロンドン五輪を目指す漫才師の山崎静代(南海キャンディーズ・しずちゃん)の奮闘ぶりを見て、「私も頑張ろうと思った」と五輪への思いを強めていた。入江とともに、日本女子として悲願を五輪舞台に上がる。