森喜朗会長「とんでもないこと」理事の“五輪延期が現実的”発言に

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(82)が11日、同委員会の高橋治之理事が、国内外の一部メディアに新型コロナウイルスの感染拡大により五輪開催が難しい場合「1、2年の延期が現実的」と話したことを受けて、急きょ都内で取材対応し、「正直、驚いた。とんでもないことをおっしゃったなと」と、不快感を表明した。

 高橋理事とは電話で話をし、謝罪を受けたという。「『大変申し訳ないことをした。ちょっと口が滑った』と。『大事な時期に軽率な発言で、ご迷惑をお掛けした』と言っておられた」と、明かした。

 予定通りの開催する方針に変わりがないとし、「粛々とやる」と話した。

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