女子補欠・松田瑞生が大粒の涙「気持ちの整理ついていない」
東京五輪の男女マラソン代表が12日、1964年東京五輪男子マラソンで銅メダルを獲得した円谷幸吉さんの出身地、福島県で会見した。女子の一山麻緒(22)=ワコール、男子の服部勇馬(26)=トヨタ自動車=ら補欠を含めて8人が出席。同県須賀川市で円谷さんの墓参りなどをして、東京五輪への思いを新たにした。
女子の補欠、松田瑞生(ダイハツ)が会見中に涙を流す場面があった。1月の大阪国際で出したタイムを、今月の名古屋ウィメンズで一山に更新されて補欠となった。一山の隣の席で今後の目標などを問われ「正直なところ、まだ気持ちの整理がついていないので…」と話し始めたところで大粒の涙。「再スタートを切れるぐらいに、気持ちを整えてからチャレンジしたい」と声を絞り出した。