競泳日本選手権の無観客開催が決定 東京五輪選考会 2日間短縮、準決勝は行わず
日本水泳連盟は13日、都内で臨時の常務理事会を開き、競泳の日本選手権(東京アクアティクスセンター)を無観客で開催すると決定した。同大会は東京五輪代表選考会を兼ねている。
大会規模の縮小を目指し、4月1日に開幕して8日間の予定だった日程を、2日間短縮。2日開幕で実施する。また、五輪本番を想定して予選、準決勝、決勝の3レースを基本線としていたが、準決勝の実施は取りやめ、予選決勝のみで競う。競技日程は早急に見直し、決まり次第発表される。
表彰式や壮行会などは取りやめ、競技役員も最小限に抑える。スポンサーの入場も断り、最小規模での運営を目指す。
すでに売れていた5000万円分のチケットは払い戻しとなるが、世界記録や日本記録を更新した際の賞金は予定通り出すという。
坂元要専務理事は「満席にして日本記録や世界記録を、と準備してきたので残念だが、こういう状況なので。ただ、五輪選考会。選手はそれに向けて準備しているので」と無観客での実施について思いを語った。