柔道、無観客でVの小川雄勢「案外、自分にはいいかも」新型コロナ影響で出稽古自粛

 「柔道・東京都選手権」(15日、東京武道館)

 全日本選手権(4月29日、千葉ポートアリーナ)の予選を兼ねて体重無差別で行われ、男子は18年世界選手権出場の小川雄勢(23)=パーク24=が3年ぶり2度目の優勝を果たした。男子は小川を含む10人、女子は8人が本戦への出場権を獲得。また、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、無観客で開催され、入場者には検温や消毒を実施した。

 全日本選手権の本戦も無観客で開催される方向だが、この日優勝した小川は特にやりにくさを感じなかったようで「案外、自分にはいいかもしれない」と笑いつつ、「(普段)応援してもらえるのはありがたいことだと思いました」と静かな会場には寂しさも感じたようだ。

 日々の練習にも影響が出ているようで、小川が所属するパーク24では2週間前から出稽古を自粛しており、チーム内での練習に専念しているという。所属には重量級選手が少ないため、俊敏で技術の高い中量級選手と手を合わせており「逆に疲れる」と苦笑い。ただ、この日の決勝は90キロ級の小林悠輔(旭化成)との一戦だったため、その成果が出た形となった。

 母校の明大の練習にも顔を出せず、「移動もなくて、悪い言い方をすると“軟禁”みたい(笑)。そこ(同じ場所)で練習して、走って、トレーニングをして一日が終わるので」と冗談めかしつつも、同所属のトップ選手たちと集中的に練習を重ねており「勉強になっている」と話した。

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