B2広島が西地区初優勝 無観客で歓声なく主将「ファンと一緒に味わいたかった」
「バスケットボール・B2リーグ、広島111-63熊本」(15日、広島サンプラザ)
B2広島が初の西地区優勝を決めた。新型コロナウイルスの感染拡大で無観客で行われた一戦。リーグ再開の14日に続き、2日連続の3桁得点で熊本を圧倒した。
クラブ創設6年目でつかんだ初タイトル。選手は「B2西地区優勝」のボードを掲げて喜びを表したが、スタンドにはいつもの歓声はなかった。試合はインターネットで無料配信されたが、朝山正悟主将(38)は「この瞬間をファンと一緒に味わいたかった」と残念そうに話した。
今季から指揮を執る堀田剛司監督(42)は「ここまでの道のりは、いろいろトラブルもあったりしたが、徐々にチームとして仕上がっていった。ただ、我々が目指しているのはもっと高いところ。プレーオフに勝ち切るためにはもう一段階、上にいかないといけない。これに満足しないで気を引き締めて頑張っていきたい」と悲願のB1昇格を見据えた。
B1昇格プレーオフは5月1日から行われる予定で、B2各地区の上位2チームとワイルドカード2チームの計8チームが出場。優勝と準優勝は自動昇格し、3位はB1との入れ替え戦に臨む。