B2広島の堀田監督「もっと選手を守ってもらいたい」リーグ再開に疑問呈す

地区優勝を決め、スピーチするB2広島の堀田監督。選手の安全も訴えた
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 「バスケットボール・B2リーグ、広島111-63熊本」(15日、広島サンプラザ)

 西地区優勝を決めたB2広島の堀田剛司監督(42)は試合後、新型コロナウイルスの感染拡大で中断していたリーグ戦を14日から無観客で再開したBリーグに疑問を呈した。

 堀田監督は「バスケットはコンタクトスポーツ。汗が目に入ったり、口に入ったりする。選手は常に危険にさらされている」とした上で、全選手の検査実施や検査方法など安全を確保できる態勢が整っていないと指摘。他会場では選手や関係者の体調不良により、直前に中止が決まるなど混乱が続いている。

 同監督は「選手はコロナの恐怖とも戦っており、選手の家族も心配している。他チームでは出場を拒否する外国人選手もいると聞いた。安倍総理もイベント自粛の継続を求めている中でのリーグ再開は、日程消化を優先しているとしか思えない。選手あってのBリーグ。もっと選手を守ってもらいたい」と訴えた。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、Bリーグは2月28日から3月11日までに予定されていたB1、B2の計99試合を延期したが、14日からリーグ戦を再開。感染や濃厚接触により出場可能な選手が7人以下になるなど、開催条件を満たせなくなったチームが出た場合、その試合は中止し、リーグ戦の最終順位は勝率で決めるとしている。

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