フクヒロが悲願の初タイトル「2人で優勝できてうれしい」 目標の五輪金へ一歩前進

 「バドミントン・全英オープン」(14日、バーミンガム)

 各種目の決勝が行われ、女子ダブルスは世界ランキング3位の福島由紀(26)、広田彩花(25)組=アメリカンベイプ岐阜=が同6位の杜王、李茵暉組(中国)に2-0で勝ち、初優勝を飾った。2016年リオデジャネイロ五輪金メダルで同7位の高橋礼華(29)、松友美佐紀(28)組=日本ユニシス=は14日の準決勝で、福島、広田組に敗れた。女子シングルスで4年ぶりの優勝を狙った奥原希望(太陽ホールディングス)は19年覇者の陳雨菲(中国)に0-2で敗れた。

 福島のスマッシュがコートの外へはじかれた瞬間、悲願のタイトル獲得が決まった。福島と抱き合って喜んだ広田は「この大会には気持ちを入れてきた。2人で優勝できてすごくうれしい」と率直な思いを口にした。

 大舞台の決勝で何度も涙をのんだ。世界選手権は昨年まで3年連続準優勝。2年前の全英オープンも敗れた。福島は「ビッグタイトルといわれるものをあまり取れていないのは事実」と認めつつ意欲をにじませていた。

 昨春に東京五輪出場を懸けたレースが始まってから今大会前までツアー大会制覇は日本勢最多の3度。所属先の今井監督は昨年12月の時点で「(五輪で)金メダルを取るには優勝回数が少ない。勝ち方を覚えないといけない」と見ていた。今大会は準決勝の高橋礼、松友組以外は中国と韓国を2組ずつ退けた。五輪金メダルの目標へ収穫の勝利となった。

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