新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、現在レギュラーシーズンを中断している米プロバスケットボールＮＢＡが、６月中旬の再開を「最良のシナリオ」としていると、米スポーツ専門局「ＥＳＰＮ」が１５日（日本時間１６日）、報じた。

　ＮＢＡからは現在３選手の陽性が発表されており、再開の期日を定めていないが、ＥＳＰＮによると、クラブはプレーオフ（ＰＯ）が実施される８月までアリーナを探すよう伝えられているといい、無観客での再開というプランもあるという。

　なお、米国疾病対策センター（ＣＤＣ）は、スポーツイベントを含めた今後８週間に予定されている５０人以上が集まる行事や集会を中止もしくは延期するように勧告している。

　日本代表の八村塁（ウィザーズ）をはじめ、多くの出場国の中核はＮＢＡ選手が担っている。東京五輪の開会式は７月２４日。バスケットボール競技は７月２６日からで、男子決勝は８月８日だ。ＥＳＰＮが伝えているように８月までＮＢＡのＰＯが実施された場合、日程は重複するため、選手のコンディションなどを考えても、五輪へのＮＢＡ選手の派遣は難しくなりそうだ。