WHO 東京五輪に関する勧告は拒否か 海外報道 「日本が決定を下すべき」

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、開幕まで5カ月を切った東京五輪の開催が不透明な状況となる中、最終決定権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長から「勧告に従う」と委ねられた世界保健機関(WHO)は、決定的な勧告には否定的であることが17日、分かった。16日付けのナイジェリア有力紙「THIS DAY」などが報じた。

 同メディアによると、WHOのタリク・ジャサレヴィッチ報道官は「イベントの中止をアドバイスするのは、WHOの仕事ではない」とし、「意思決定の責任は日本国家当局にあり、日本がリスクについての評価をした後、日本が決定を下すべきだ」と述べたという。WHOの役割は「ガイダンスの提供、リスク評価とサポートに限られる」とした。

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