五輪メダル候補が代表入り消滅 アーチェリー杉本智美号泣「ちゃんと打てなかった」
「アーチェリー・東京五輪第2次選考会」(21日、つま恋リゾート彩の郷スポーツ広場)
女子世界ランクで日本人最上位の4位につける杉本智美(ミキハウス)が合計1182点で8人中7位となり、上位6位が進出できる22日の選考会出場を逃した。これにより、東京五輪代表入りの可能性が消滅した。
五輪表彰台候補が、まさかの五輪代表入りを逃した。試合が終わると両親と言葉を交わし、母と涙ながらに抱き合った。想定外の事態に「精いっぱいやったと思います」と言葉を絞り出すことしかできなかった。
まさかの事態を引き起こしたのは苦手な風。砂が舞う程の強風に惑わされ、思うように点数が出なかった。「焦る気持ちもあった。ちゃんと打てなかった」と肩を落とした。
今後については「まだ考えられないです」と杉本。「残った選手たちに頑張っていただきたい」と涙ながらにエールを送った。