白鵬が碧山を撃退、鶴竜と共にトップに 相星対決へ集中崩さず無言

 「大相撲春場所・14日目」(21日、エディオンアリーナ大阪)

 大関とりの関脇朝乃山が横綱鶴竜を追い込みながら逆転の下手投げに屈し、4敗目(10勝)を喫した。横綱白鵬が平幕碧山を一蹴し、鶴竜と2人、トップ12勝で並んだ。優勝は13年九州場所以来となる千秋楽、横綱同士の相星決戦で決定する。

 鶴竜の前に土俵に上がった白鵬は、2敗で並んでいた碧山の挑戦を受けた。立ち合いでまわしを取れなかったが、冷静に突きに対処。左上手から巨漢を投げると、自らも勢い余って転がりながら土俵下へ。取組後も研ぎ澄ました集中を崩すことなく、無言で会場を後にした。無観客開催で静寂に包まれる千秋楽の結びで横綱同士の相星決戦。境川審判長(元小結両国)は「久しぶりだ。いい相撲を期待している」と熱戦を望んだ。

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