Bリーグ、滋賀の米選手が帰国 コロナ対策に不満「選手の安全より利益」
バスケットボール男子のB1滋賀は22日、米国出身のジェフ・エアーズ(32)が本人の希望により帰国したと発表した。米スポーツ専門局ESPNの21日付の電子版によると、エアーズは新型コロナの感染拡大を受けたリーグおよびチームの対策に不備があったため、帰国を決めたと訴えた。
「私のチームは特に、毎日の体温検査など推奨された措置を一切取らなかった。リーグ側もスポンサーからの圧力で選手にプレーを強要した。選手の安全より収益を心配していた」と主張。東京五輪に向け安全性をアピールしようとの意思も背景にあるのではないかと推測した。同選手はA東京や琉球に在籍した経験もある。
滋賀は「本人の安全や希望を最大限に尊重することにした」などとコメント。Bリーグは2月末から3月11日まで試合を延期。14日から無観客で再開したが、選手や審判員に発熱が出たため、20日から4月1日までの試合の中止を決めた。