海外選手からも好反応続々 体操男子「無意味な練習しなくて済む」

 安倍晋三首相は24日夜、国際オリンピック委員会(IOC)のトマス・バッハ会長と電話で会談し、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、7月24日開幕の通常開催が不透明になっていた東京五輪について1年程度延期することで一致した。遅くとも2021年夏までに開催することで合意した。五輪が戦争で中止になった例は複数あるが、延期は史上初。21年に延期となっても、大会名称の「東京2020」は変更しない。

 東京五輪が延期となったことを受けて、海外のアスリートから賛同の声が相次いだ。判断が先延ばしになっていたことを批判していた陸上女子200メートルの世界選手権覇者、ディナ・アシャースミス(英国)はツイッターで首相官邸のツイートを引用し、ハートマークと東京2021とつづった。

 体操男子でロンドン五輪銀メダリストのマルセル・グエン(ドイツ)は写真とともに「もう庭で無意味な練習をしなくて済む」と冗談まじりに投稿した。リオデジャネイロ五輪の自転車男子チームスプリントで金メダルを獲得したカラム・スキナー氏(英国)は「東京2021はパンデミック後の世界を祝福する素晴らしい機会になる」と歓迎した。

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