競泳・日本選手権は“選考会として”開催へ…選手側の要望 瀬戸の内定も変わらず
日本水泳連盟が25日、臨時の常務理事会を行い、「競泳・日本選手権」(2日~7日、東京アクアティクスセンター)について、開催準備を継続すると発表した。1年の延期が決まった東京五輪代表選考を兼ねることも明かされた。
もともと、今回の日本選手権で、決勝で設定タイムを突破した選手のうち上位2人(瀬戸大也のように世界選手権での優勝者がいる種目は1枠決定済み)が選ばれる予定だった。
坂元要専務理事は「普通の選考会、今まで通りの基準通りで」とした上で、「選手・指導者の皆さんの強い要望です。今まで、このために選手は一生懸命やってきたので。そのために平井HCに来てもらって意見を聞いた」と説明した。すでに五輪に内定している瀬戸の扱いもそのままとなった。
つまり、今回の日本選手権で決まった代表選手は東京五輪本番まで1年以上の期間があくことになる。その点については「信じてやる。強化のコーチたちに任せます」とのみこんだ上での決断だとした。
当初は4月1日から8日までの開催予定だったが、新型コロナウイルス対策で2日間日程を縮小した上、無観客での開催を決定していた。