IOC五輪出場枠を原則維持も、柔道などは各国競技団体の選考を優先
延期が決まった東京五輪の出場枠について、国際オリンピック委員会(IOC)が既に確定した枠を原則的に新日程での五輪まで維持する方針を国際競技連盟(IF)に示していることが27日、分かった。IOCによると、3月中旬時点で約1万1千人の出場枠のうち57%が決定済みだった。
ただ、出場枠については、IFによって選手個人に付与しているものと、国に付与しているものがあり、国枠の場合は各国内競技連盟(NF)が選考基準を定めて代表を選出しており、柔道などがそれにあたる。
NFによる内定者について、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は「NFの判断には口を出さないと思う」とし、NFの判断が優先されるという見方を示した。