NBA初コロナ感染ゴベールら回復 チーム発表 集団感染なし

 NBAジャズは27日(日本時間28日)、新型コロナウイルスに感染したルディ・ゴベール(27)、ドノバン・ミッチェル(23)両選手の回復とチーム内の他の選手やスタッフの陰性を発表した。

 ゴベールは11日(同12日)に同ウイルス検査で陽性反応を示したことが判明し、リーグは同日のサンダー戦の中止と翌日から最低30日間のシーズン延期を発表。翌12日(同13日)には同僚のミッチェルの感染が明らかになった。リーグでは、7日(同8日)にジャズと対戦したピストンズのクリスチャン・ウッド(24)のほか、ネッツのケビン・デュラントやセルティックスのマーカス・スマート(26)ら、計11人の選手、関係者が陽性だったことが判明している。

 ゴベールはシーズン中断により収入を失った本拠地の従業員や母国フランスの医療機関などにおよそ50万ドル(約5500万円)を寄付することも公表。隔離、療養中に自身のSNSで経過報告として「嗅覚と味覚を失うことは間違いなく症状のひとつだ。この4日間、臭いを感じられなくなっている。だれか同じ経験をしてる人はいない?」と投稿していた。

 ジャズは声明で選手とスタッフ全員が前回(11日)の新型コロナウイルスの検査から14日間、隔離された状態にあり、(本拠地がある)ユタ保険局(UDOH)により消毒が行われたと説明。「UDOHは、陽性反応を示したドノバン・ミッチェルとルディ・ゴベールを含むジャズの全選手、スタッフが今後、他人に感染させる危険性はないと判断しました」と発表した。

 前日26日にはピストンズのウッドが新型コロナウイルスから回復したと地元紙など複数の米メディアが伝えている。

 米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、米東部時間27日午後6時(同28日午前7時)現在、米国内の感染者数は世界で初めて10万人を突破。回復者数は869人と厳しい状態が続いている。

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