森会長、サッカーの年齢問題は「知ったこっちゃない」内定選手は「優先してあげるべき」
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は28日、読売テレビ「ウェークアップ!ぷらす」に生出演。東京五輪・パラリンピックの延期で、男子サッカーの年齢制限の問題が浮上していることに言及した。
五輪の男子サッカーは23歳以下(U-23)の選手で構成され、そこに3人までオーバーエージとして24歳以上の選手を加えることができる。ただ、1年程度の延期が決まったことで、五輪世代だった97年生まれの選手は制限を超えることになってしまった。
辛坊治郎キャスターから「24歳以下ということで話し合いができているのではないか?」と問われた森会長は「オリンピックは最高のベストの選手が集まって競技するとなっている。サッカーは正直に言って、オリンピックよりワールドカップにウエートを置いている。プロセスから言うと、サッカーはオリンピックに参加しなくていいとまでFIFAは言っていたようですよ」と、IOCとFIFAの関係性について触れた。
そして、「ほかのスポーツは年齢の制限なんてありませんよ。サッカーだけ23歳っていうのはサッカーのある意味わがまま、それが24になろうが、25になろうが知ったこっちゃないということです」と、無関心の姿勢を貫いた。
一方で、出場が内定していた選手についてさまざまな競技で方針が示されているが、森会長は「今、決まった方はそのまま優先してあげるべき」との持論も述べた。