B2広島 B1昇格へ選手、スタッフがスポンサー参り
バスケットボールBリーグが新型コロナウイルスの感染拡大により今季の残り試合が中止となったことを受け、B1への昇格対象クラブとなったB2広島のスタッフ、選手が28日、広島市の広島サンプラザでミーティングを実施した。
クラブ側から今回の決定について説明を受けた朝山正悟主将(38)は「最後まで戦ってファンと一緒にB1昇格を分かち合いたかったが、今の状況では仕方がない。複雑な思いはあるが、来季B1に上がれる権利を手にできたのは、ここまで頑張ってきた結果(40勝7敗)があったから。そこは胸を張りたい」と前を向いた。
広島はB2・18クラブの中で勝率2位以内に入ったため昇格対象となった。4月24日の審査をパスし、B1クラブライセンスが交付されれば正式に昇格が決まるが、浦伸嘉社長(39)は「課題は山積み」と話す。中でも無観客試合やリーグ打ち切りにより大幅な減収をしいられる財務状況の改善が大きなカギを握っている。
堀田剛司監督(42)は「B1ライセンスを取るために、我々スタッフや選手もできる限りの努力はしていきたい」と話し、スポンサー企業に足を運んで支援を要請する。朝山主将も「リーグが終わったからといって選手も終わりは大きな間違い。フロントに任せるだけでなく、選手の立場からファンの人やスポンサーに対して、いろんなことができるはず」と強調した。悲願のB1昇格へ広島の戦いはまだ終わらない。