「希望の灯火」福島で聖火展示始まる 5月以降は東京へ

 1年延期となった東京五輪の聖火の展示が1日、福島県のJヴィレッジで始まり、セレモニーが行われた。2日から30日まで一般公開される予定。大会組織委の布村幸彦副事務総長は「小さな希望のともしび。一人一人がさまざまな希望を胸に秘めながら見ていただけたら」と語った。

 また福島県の野地誠文化スポーツ局長は、聖火リレーのスタート地点となっていたJヴィレッジについて「福島県の、東日本大震災、原発事故からの復興のシンボル」と表現。「あらためて福島の復興を前に進めるという思いを持ちながら準備する」と話した。

 展示終了後の5月以降は聖火を東京に移す方針。また、布村副事務総長は「今年の聖火リレーの日程を基本スキーム」としており、来年も今回に則してJヴィレッジからスタートする見込みだ。「各県の実行委員会の方々とあらためて可能かどうか調整を進めている」と話した。

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