本田真凜“ハの字眉”直して才能開花 メークは「演じる女性の世界観を高めるもの」
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3月のフィギュアスケートの世界選手権(モントリオール)は中止となり、思わぬ形でシーズンは幕を閉じた。選手は練習の成果を発揮する場を失ったが、来季へ向けた挑戦はまたここから始まっていく。「氷上の華」とも呼ばれるフィギュアスケートにおいて、女子選手を支える重要なルーティンの1つがお化粧だ。アイスショーなどでメークブースを設置し選手を支える化粧品大手コーセーで、選手のメークを手がける石井勲氏に話を聞いた。
フィギュアスケートにおいてメークが担う役割を石井氏は「演じる女性の世界観を高めるもの」と語る。表現力も競技の一部分。選手にとってメークは、大切な準備の1つだ。
コーセーが日本スケート連盟とオフィシャルスポンサー契約を締結した2006年から選手と接してきた石井氏は、色味はもちろん、その選手に似合うメークを伝えてきた。
当時ジュニアの本田真凜(JAL)には眉の形をアドバイス。「ハの字形の眉だったけど、それを直してあげたらすごくイメージが変わった」。妹たちにしてあげるなどメーク上手の本田。その才能が開花するきっかけの1つとなった。選手によっては事前に曲のイメージやテーマを聞き、絵を描いてメークデザインの提案をすることもあるという。
「バランス良く」見えるため、メークには衣装に近い色を取り入れることも多い。
「ピンクだとかわいい感じになるのは想像がつきますよね。レッドは情熱的。パープル系はエレガント。ブルーはクールで、水色なら爽やかな感じかな。オレンジやイエローはポップなイメージ」
伝えたい思いに合わせてポイントを変えるのもフィギュアメークの特徴の1つだろう。
「メークをすることで、自信を持って演技に挑んでほしい」と石井氏。選手は新シーズンへ向けた準備へと入る。メークもその1つ。垣間見えるであろう選手たちの小さなこだわりにも注目したい。
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