ヘリ事故死コービー氏ら9人の殿堂入り正式発表 バネッサ夫人は声震わせ「ここで一緒に祝いたかった」
NBAレイカーズで5度のリーグ制覇に活躍し、1月にヘリコプター事故で死去したコービー・ブライアント氏(享年41)ら9人の2020年バスケットボール殿堂入りが正式発表した、と4日(日本時間5日)、米スポーツ専門有線局ESPNなど、複数の米メディアが報じた。
ブライアント氏は1月26日に愛娘ジアナさん(享年13)と搭乗したヘリコプターの墜落事故に遭遇した。同時に2人の家族を失ったバネッサ夫人はこの日、同局のインタビューに応じ、殿堂入りについて「素晴らしい偉業であり、名誉なこと。彼をとても誇りに思います」と語った後、「ここで一緒にお祝いしたかった」と声を震わせた。
ブライアント氏は高校卒業後の96年ドラフトでホーネッツから1巡目全体13位で指名され、1カ月後にレイカーズへトレード。18歳の若さでデビューし、その卓越した運動能力としなやかなプレーでマイケル・ジョーダンの後継者とも呼ばれた。実力と人気を兼ね備えた選手として長年にわたり、リーグのトップに君臨した。
2016年に引退するまで20年で積み上げた通算3万3643得点は歴代4位。MVP1回、得点王2回、球宴18回、球宴MVP4回。ファイナルでは99-00年シーズンから3連覇、08-09、09-10年の連覇に貢献し、2度のファイナルMVPに輝いた。
この日はブライアント氏のほか、スパーズで優勝5回、MVP2回、球宴15回のティム・ダンカン氏、ティンバーウルブズとセルティックスで球宴15回、MVP1回のケビン・ガーネット氏、ロケッツの監督として優勝2回のルディ・トムジャノビッチ氏らの殿堂入りも発表された。