トランプ米大統領は４日、米四大スポーツなど主要プロ団体のコミッショナーらと電話会議を行い、８、９月には球場やアリーナに観客を入れて試合を実施したいとの希望を伝えた。スポーツ専門局ＥＳＰＮ（電子版）が報じた。

　トランプ大統領は電話会議後にホワイトハウスで開いた記者会見でもプロスポーツの興行再開に触れ、時期について明言はしなかったが「態勢が整ってからだと思う。当然、可能な限り早急にだ」と述べた。

　バスケットボールのＮＢＡは選手に新型コロナウイルス感染が確認されたため、３月１２日からレギュラーシーズンを中断。大リーグも同２６日に予定していた公式戦開幕が延期となっている。

　会議の中でトランプ大統領は厳しい経済状況を考慮し、各スポーツ団体が協力して税金面の優遇措置を求めていくべきだとの考えも示した。

　会議には四大スポーツのほかプロゴルフツアーやサッカーのＭＬＳ、ストックカー・レースのＮＡＳＣＡＲなどの代表者が出席した。