夏場所は中止も含めて判断 緊急事態宣言想定、各部屋に感染対策など通達

 日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が6日、新型コロナウイルス感染拡大で7日にも緊急事態宣言が発令される見通しとなったことを受け、代表者による電話取材に応じた。

 宣言が出された時を想定し、各相撲部屋には改めて「感染対策をしっかりしてください。テレビ、ネットなど報道をよく注意して見ておいてください」と通達した。

 史上初の無観客開催となった春場所の前から、協会は力士ら協会員外出自粛令を出すなど徹底して感染防止に努めてきた。ただ、緊急事態宣言は4週間続くとの見方があり、外出は今以上に自粛が求められる。

 「買い占めというわけではないけど、部屋の生活用品で足りないものが何かよく考えて、見ておいてください。買い出しは最少人数で行き帰りもしっかりと消毒をするように。スーパーも混乱するから気を付けて」と、要請した。

 改めて、密閉、密集、密接の「3密」には行くことを厳禁。「大阪の時(春場所)と同じように生活してください」と指示した。

 夏場所(両国国技館)は3日の臨時理事会で2週間延期し初日が24日に変更が決まった。ただ、状況を見ながら開催の可否を検討していく方針で今後は不透明。緊急事態宣言が出れば、中止を含め、判断していく。

 芝田山部長は「本場所まで時間はあるのですぐに理事会を開くということでは対応しない」と説明。10日に協会執行部の定例会が予定されており、まずはその場で今後の対応を協議することになる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス