フィギュアスケート女子の１８年平昌五輪銀メダリストで、６月からのアイスショーに向けて、練習拠点のカナダ・トロントから来日したエフゲニア・メドベージェワ（２０）＝ロシア＝が６日、自身のインスタグラムのストーリー機能にメッセージを掲載。日本での現状を綴った。

　日本でも新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、ファンから心配の声が届いているようで「親愛なる皆さんへ、私は皆さんが心配していることを知っています。しかし、これを読んで下さい。１・トロントで検疫を行いました。２・日本での検疫の最初の週を過ごしています。３・私はこの状況で私の母、皆さん、そして人々の安全を守るために最善の決断をしました。検疫の最後に、私が大丈夫であることが分かります」と、現状は問題ないことを強調した。

　メドベージェワは新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、カナダでもアイスリンクとジムが閉鎖されており、また今月３日からカナダから入国拒否となることから、６月に自身が主演を務めるアイスショー「美少女戦士セーラームーン　Ｐｒｉｓｍ　Ｏｎ　Ｉｃｅ」の公演のために、予定を早めて来日することを決めた。

　メドベージェワは「セーラームーン」の大ファンであることを公言しており、２月の発表会見の際にはセーラームーン姿で登場し、決めポーズ。「最初オファーが来たときはビックリしました。これから本物に近づいて演技できるように頑張っていきたい」と話すほど、このアイスショーに意欲的に取り組んでいる。ただ、日本でも感染拡大が進み、イベントの中止、延期が相次いでおり、先行きが見通せない。来日にはインターネット上で賛否の声が挙がっている。