川内優輝 安倍首相の「ジョギング問題ない」に注意喚起「約2m空けて走るべき」
陸上男子マラソンのプロランナー、川内優輝(33)=あいおいニッセイ同和損保=が7日、自身のツイッターを更新した。新型コロナウイルス感染拡大防止のための政府による7都府県への緊急事態宣言後の会見で、安倍首相が「散歩やジョギングは問題ない」としたことを受けて、自身の集めたデータをもとに注意喚起した。
「記者会見では『ジョギングしたりすることは、何ら問題ありません』とありましたが、具体的なsocial distanceについてのコメントはありませんでした。しかし、世界各国の対策を参考に、他の人を不安にさせないためにも、『約2m』を常に意識して走るべきだと思います」
世界各国を走ってきた川内は、SNSで通じる世界中のランナーと情報を共有し、各国のランニング環境の一覧表を作成し、公開している。ランニングが禁止されていない国でも、1・8~2メートルの間隔を空けて走ることが要請されているという。自身も間隔を意識してランニングをしているようで「今では意識しなくても人が見えると身体が自然に反応して、人との間隔を空けて走れるようになりました。今は安全第一で走ることが大切です」と、呼びかけた。