競泳・瀬戸が再スタート宣言 SNSで延期後初めて心境語る「いつやっても金メダル」

 競泳で唯一東京五輪代表に内定している瀬戸大也(25)=ANA=が10日、自身のSNSを更新し、新型コロナウイルス感染拡大による五輪の1年延期決定後、初めて心境を明かした。充実期を迎える中での延期に苦悩をにじませながらも1年後の夢舞台へ、再スタートを宣言した。

 全身全霊を懸け、盤石の歩みを進めていた金メダルロードのゴールが、突如遠のいた。いつも前向きなこの男も、簡単に気持ちを切り替えられなかった。延期決定から2週間。沈黙を破るメッセージには「喪失感で抜け殻になりました。すぐに来年頑張りますなんて言えなかったし、今でもまだ完全に切り替えられてません。コロナの関係もあり、練習も全くしてない状態です」と、葛藤の日々がつづられていた。

 19年の世界選手権個人メドレー2冠で、五輪代表に内定。その後、200メートルバタフライで日本記録樹立などさまざまな泳法で自己記録を更新した。進化の止まらぬ25歳は、今夏に五輪が開催されれば、間違いなく金メダル最有力候補だった。

 1年間は勢力図を大きく変える可能性がある時間。ただ、いつまでもくすぶってはいられない。「来年でも再来年でも、いつやっても絶対に金メダル獲ってやるという強い気持ちを作って、また再スタートします!」。遠のいた道のりを、さらなる成長への糧とする。

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