国際統括団体のワールドラグビー(WR)で副会長を務めるアグスティン・ピチョト氏が12日、5月に行われる会長選挙に立候補すると表明した。現職のビル・ボーモント会長と争い、当選すれば、ラグビーが盛んな欧州6カ国以外で初の会長となる。
元アルゼンチン代表SHで45歳のピチョト氏は4年間、WR副会長を務めた。各国・地域代表による国際大会「ネーションズ選手権」の新設を推進していたが、合意を得られずWRは昨年、開催を断念していた。ピチョト氏は「再編成の機会だ。少数のためでなく、全ての人にとって真の利益になるように考える時が来た」と主張した。(ロイター=共同)