村田諒太が東京五輪代表にオンライン講座、大会延期などで“金言”授ける
日本ボクシング連盟がWBA世界ミドル級王者の村田諒太(34)=帝拳=などによる東京五輪日本代表へのオンライン講座を開催することが15日、明らかになった。4月18日にスタートし、18日の初回には12年ロンドン五輪金メダルの村田が講義を行う。すでに五輪代表に内定している男女6選手と、今後開催される世界最終予選(開催日時、場所は未定)に挑む5選手の計11選手に、村田がオンラインで「金言」を授ける。
同連盟は今回の目的について、東京五輪の1年延期を受けて「選手のモチベーション低下を防ぐために、日本連盟として選手に何かできないかと思案した結果」とし、「体力以外に知力を向上させて五輪出場や五輪での金メダル獲得につなげることが目標」と説明した。当初は東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)や海外での代表合宿が予定されていたが、東京を含む7都府県に今月7日に緊急事態宣言が発令され、現在は各選手が自身の拠点に戻って練習しているため、今回のオンライン講座の開催となった。
村田以外の講師は、ボクシング強国ウズベキスタンの名将で日本代表コーチを努めるウラジミール・シン氏や、トレーニングコーチ、医事委員などによる講習が予定されている。