世界フィギュアの代替開催は断念 ISU発表 羽生、宇野、紀平らが代表も

 国際スケート連盟(ISU)は16日、テレビ会議方式で理事会を開催し、新型コロナウイルスの感染拡大により中止となったフィギュアスケートの世界選手権(3月・モントリオール)の代替開催について断念したことを発表した。

 「保留中のISUチャンピオンシップの実施は不可能であり、キャンセルの必要があると決定しました」

 ISUは3月に中止決定の際に「10月以降の年内に開催できるか検討する」としていた。ただ、世界的に感染が拡大する新型コロナウイルスの終息の見通しが立たない中、10月からは2020-2021年シーズンが本格的にスタートする時期ということもあり、難しいという見方が強かった。

 3月の世界選手権には、日本からは男子で五輪2連覇王者の羽生結弦(ANA)、平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨(トヨタ自動車)、田中刑事(倉敷芸術科学大院)、女子は紀平梨花(関大KFSC)、宮原知子(関大)、樋口新葉(明大)らが出場を予定していた。

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