サーフィン連盟理事がサーファーに訴え「外出自粛守って!」
日本サーフィン連盟の酒井厚志理事は22日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため「全てのサーファーの皆さんへ、緊急事態宣言が発令中の不要不急の外出自粛を守ってください」と、活動自粛を求める文章を公式サイトで発表した。
湘南では外出自粛期間にも関わらず大勢の人が集まり、神奈川県の黒岩祐治知事が「来ないでください」と呼びかける事態が発生した。現状を受け酒井理事は「5月の大型連休では、旅行などで県境をまたいで人が移動する可能性が高まります。ほとんどの皆さんが、ご対応していただいている中、恐縮ではありますが、再度、ご協力をお願い申し上げる次第です」と呼びかけた。
問題は湘南だけではない。千葉県には東京五輪会場となる釣ケ崎海岸などのサーフスポットがあり、森田知事は他県のサーファーに自粛を訴えている。酒井理事は「地方ではご高齢の住民が多く、医療資源の限られる町に、多くのサーファーが訪れることに危機感を抱いています。恐怖心から駐在所に駆け込む方もいると聞きます」と訴えた。
最後には「私たちサーファーは、海と自然が大好きで波に乗ることが幸せです。自然のもたらす魅力だけでなく、怖さも肌で感じています」とつづり、「危機状況である今を乗り越え、心穏やかに海に行ける日が早く来ることを目指して、Stay At Home。サーファーが一丸となって、新型コロナウイルス感染症に打ち勝ちましょう」と改めて活動自粛を呼びかけた。