Bリーグ、来季は降格なし B2→B1は2クラブが自動昇格、B3→B2はなし
バスケットボールのBリーグが24日、臨時理事会を行い、ウェブ会見を開いた。来季(20-21年シーズン)のグループ分けや昇格・降格の扱いについて、B1(1部相当、以下同様)、B2ともに来季は下部リーグへの降格はなしとすることが決まった。B2からB1へは2クラブが自動昇格する。つまり、翌々シーズンにあたる21-22年シーズンはB1は22クラブで行われる。
B1とB2と合計で36クラブという枠組みを維持するため、20-21年シーズンの結果によるB3からB2への昇格、B2からB3への降格は行われないことも発表された。
大河正明チェアマンは20-21年シーズンを「耐えるシーズン」と位置づけた上で、新型コロナウイルスの影響で打撃を受けるリーグ、各クラブにとって「ベターな選択」が何かを考え、議論したと明かした。その上で「B1B2ともに降格はしないという制度とさせていただきました」とした。
また、1年間昇格がなくなってしまったB3リーグに対しては「B3からの昇格を認めてしまうと…B1、B2の数が増えると配分金が減る、経費がもろもろ増える。いろんな意味でいうと、クラブの経営を圧迫する要因になる」と説明。「断腸の思いからB3のクラブには1年我慢をしていただくという決断をせざるを得なかった」と理解を求めた。
なお、この方式だとB1は最大22クラブに増えるが、2シーズンをかけて20、18と従来のクラブ数に戻す予定であることも発表された。
20-21年シーズンは今季の結果から、B2からB1に広島と信州が昇格。B3からB2に佐賀が昇格する。また、B1残留プレーオフ、B1・B2入替戦、B2・B3入替戦は行わない。
20-21年シーズンの地区分けは以下の通り。
【B1】10クラブ×2地区の20クラブ
▽東地区 レバンガ北海道、秋田ノーザンハピネッツ、宇都宮ブレックス、千葉ジェッツ、アルバルク東京、サンロッカーズ渋谷、川崎ブレイブサンダース、横浜ビー・コルセアーズ、新潟アルビレックスBB、富山グラウジーズ
▽西地区 信州ブレイブウォリアーズ、三遠ネオフェニックス、シーホース三河、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、滋賀レイクスターズ、京都ハンナリーズ、大阪エヴェッサ、島根スサノオマジック、広島ドラゴンフライズ、琉球ゴールデンキングス
【B2】8クラブ×2地区の16クラブ
▽東地区 青森ワッツ、仙台89ERS、山形ワイヴァンズ、福島ファイヤーボンズ、茨城ロボッツ、群馬クレインサンダーズ、越谷アルファーズ、アースフレンズ東京Z
▽西地区 Fイーグルス名古屋、西宮ストークス、バンビシャス奈良、香川ファイブアローズ、愛媛オレンジバイキングス、ライジングゼファー福岡、佐賀バルーナーズ、熊本ヴォルターズ