東京五輪延期で冬季競技も悲鳴 北京五輪と同年度開催「同じ予算取り合う」
日本オリンピック委員会(JOC)は24日、冬季競技団体とウェブ会議を行い、新型コロナウイルスの影響や課題などの意見交換を行った。夏季の東京五輪が1年延期で21年7月開幕となり、22年2月開催の北京五輪と同年度開催となったことで、強化費などJOCからの予算配分が“とばっちり”で圧縮されることによる財政面の不安の声が上がった。
日本スケート連盟などからヒアリングしたJOCの籾井圭子常務理事は「(夏季と冬季が)同じタイミングで強化のボリュームが膨らむが、同じ予算を取り合う。自分たち(冬季)に予算が回ってこないのでは」と悲鳴があがったことを明かした。JOCは意見を集約し、スポーツ庁などに働きかけるという。