五輪銀メダリストもバイト…フェンシング三宅諒「お金がない」Uber Eats配達員
フェンシング男子で12年ロンドン五輪男子フルーレ団体銀メダリストの三宅諒(29)=フェンシングステージ=が29日、アルバイトを始めることを発表した。
配信サイト「note」に「明日からバイト始めます」というタイトルの文章を投稿。フードデリバリーサービス「Uber Eats」の配達員のバッグを掲載し「明日からアルバイトを始めることにしたんです。1番の理由は他でもなくお金がないからなんです」と、率直に明かした。これまではスポンサーを募り、活動してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で東京五輪が延期となり契約満了。代表争いも凍結され、先行きが不透明となった。「つまり『正直どうなるかわからない』ってことです。無責任にスポンサーを得ることは企業にとって良くないことどころか自分自身にとっても、途方もないプレッシャーを自分に掛けてしまう」と、決断に至った理由を説明。また、このアルバイトを通し「ここで僕はアスリート視点から追い求めてきた“結果”にとらわれてしまうことをやめて、企業側が求める“イメージ”について考えることができれば目的を達成できるのではないだろうか。と考えて、Uber eatsの配送デリバリーを始めるに至るのです」と、発想の転換に取り組むことも明かした。