五輪開催のワクチン依存を否定 IOCコーツ調整委員長

 2020年東京五輪の準備状況を監督する国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長は29日、新型コロナウイルス感染拡大で1年延期された東京五輪の開催可否について「ワクチンの開発には依存しない」という見解を示した。オーストラリアで地元通信社の取材に応じたとロイター通信が報じた。

 日本医師会の横倉義武会長が28日に「有効なワクチンが開発されないと開催するのは難しいのではないか」と話したことを受けての発言。コーツ調整委員長は、横倉氏の考えを「一つの意見」と捉えた上で「世界保健機関(WHO)からは、準備を継続するべきだと助言を受けている」と述べた。

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