ハンド男子・部井久、インターハイ中止に「成果を出せる場を作ってあげられたら」

 東京五輪で33年ぶりの五輪出場となるハンドボール男子で活躍が期待されるのは、部井久アダム勇樹(21)=中大=だ。博多高3年で史上初めて高校生で日本代表に選ばれると、2018年からは競技が盛んなフランスで経験を積んだ。新型コロナウイルスの影響で試合の中止が相次ぐ中、テレビ会議アプリ「Zoom」で単独インタビューに応じ、競技や五輪への思いを語った。

 部井久は中高生の競技生活も気に掛ける。高校総体などが中止になり「自分も3年前まではそういう大会に出てた。すごく悔しさとかも分かるし、やれることはないかなって毎日思ってます」と心境を明かした。自身は博多高3年時に総体8強入りし、かけがえのない経験を得た。中高生の試合再開ついて「夏以降に競技できる状況になれば、各団体で大会を設けられないか、選手の立場からお願いすることもできると思う。最後の成果を出せる場を作ってあげられたら」。日本代表としてできることを模索している。

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