堀江貴文氏がバスケ3人制チーム設立 スタッフは全員ボランティア
実業家の堀江貴文氏(47)が12日、オンラインで記者会見を行い、3人制バスケットボール(3x3)チーム「HIU ZEROCKETS.EXE」の設立と、国内トップリーグ「3x3 PREMIER.EXE」への参戦を発表した。
堀江氏は柏井茂達氏とともにオーナーを務めるが、「ホリエモン祭」などを運営してきたワッショイエンタテイメント株式会社がオーナー企業となり、HIU(堀江貴文イノベーション大学校)から募集したメンバーで運営を行う方針という。集まったスタッフ36人は全員がボランティアのため人件費がゼロという“異例”の運営体制となる。
「延期になってしまいましたが、この競技は東京五輪から正式種目として採用されることもあり、注目度合いがこれから大きくなるのではと思い、参加を決めた」と堀江氏。
とはいえ「僕は最初にやろうよって言っただけ。HIUのメンバーが作り上げる」と言い「これまでのスポーツチームのあり方を、より民主化した(イメージ)。3x3のチームなら比較的小規模な予算でできるし、実験的な、これまでにない運営形態も可能だろうと思った」と期待を語った。
なお、リーグ戦は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が延期となっており、今後の予定は未定。堀江氏の地元である福岡県の福岡市と東京都港区とのダブルフランチャイズ制をとっている。
所属選手は、佐藤マクファーレン勇樹(27)、秦啓大(31)、宮田直輝(32)、ファファナ・ママドゥ(22)、香東博也(24)の5人。Bリーガーをはじめ、米国の独立プロリーグ経験者、ストリートバスケ出身者など、経歴はさまざまで、ミスワールドの男性版であるミスターワールドの元日本代表やWEB制作会社を起業した選手もいる。
◆男子トップリーグ「3×3 PREMIER.EXE」
2014年に世界初の3×3のトップリーグとして創設された。2020シーズンは日本、韓国、ニュージーランド、タイ、台湾、インドネシアの5か国1地域から男子90チーム、女子12チームが参加。会場は神戸のハーバーランドや名古屋のオアシス21をはじめ、ショッピングモール内など多岐にわたる予定だ。5月16日開幕予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月末までの開幕延期が決まっている。
チームはB1宇都宮ブレックスが母体の宇都宮ブレックス、サッカーJ2の東京Vが母体の東京ヴェルディ、“バスケ芸人”として知られる麒麟の田村裕、大西ライオンが共同オーナーを務めている東京ダイムなど多彩となっている。